好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
気付いた時には猫は居なくなってて。

私たちも帰る事にした。

スーパーに寄り、買い物をする事に。

安い物を買って、献立を決めるのが好きな私。

歩斗はお肉や刺し身が好きらしいけど、お肉ばかりじゃ、コレステロールが心配。



「中年太りになったら、離婚だよね」



「お前のが太る確率は高いだろ」



「それ言っちゃう?」



私が気にしてる事を堂々と言う歩斗。

私は野菜コーナーに行き、野菜をたっぷりと使うメニューを企む。



「悪かった!だから野菜は止めろ!」



「良いよ?(笑)」



野菜をあまり好まない歩斗は、私を追い掛けて来て、謝った。
< 186 / 201 >

この作品をシェア

pagetop