好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
暴れる私に課長は「照れてるよ」と笑う。
…照れてない!
断じて照れてない!
「課長……ンッ!;;」
「黙れよ?チビ」
悪魔君臨。
手が離れ、否定しようとした私に、一瞬のキスをした武井さん。
赤面して固まる私に、みんなは“ヒューヒュー”とヤジを飛ばす。
違うのに。
違うのに。
胸の鼓動が高まって行く。
「ひまわりと歩斗が夫婦…」
「悪くないね、兄貴」
…悪いって。
そう思ってるのに。
何なんですか、私の心は。
「葛西!武井!悔しいが仲良くな」
…もう、近付きたくないです。
…照れてない!
断じて照れてない!
「課長……ンッ!;;」
「黙れよ?チビ」
悪魔君臨。
手が離れ、否定しようとした私に、一瞬のキスをした武井さん。
赤面して固まる私に、みんなは“ヒューヒュー”とヤジを飛ばす。
違うのに。
違うのに。
胸の鼓動が高まって行く。
「ひまわりと歩斗が夫婦…」
「悪くないね、兄貴」
…悪いって。
そう思ってるのに。
何なんですか、私の心は。
「葛西!武井!悔しいが仲良くな」
…もう、近付きたくないです。