好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
「葛西ひまわりです。今までヘアーとネイルしか学んでなかったので、お役に立てるかはわかりませんが、頑張ります」
「葛西の指導係は武井。頼んだ」
「…はい」
…えっ;;
しかめっ面…。
私は運がないのかも知れない。
希望の部課は通らないし、しかも指導係がこの人だなんて。
運が良かったのは、就職するまでって事かも知れない。
こっから先は地獄。
みたいな窮地だ。
「管理店舗は68店。今のところは1人11店だから、早く成長させれば8だし、武井と嵯峨に期待だな」
「来月には、72店舗になりますよ?」
「結局…俺らに休みはなしか!」
嵯峨さんと課長の掛け合いを聞きながら、私は席に戻った。
「葛西の指導係は武井。頼んだ」
「…はい」
…えっ;;
しかめっ面…。
私は運がないのかも知れない。
希望の部課は通らないし、しかも指導係がこの人だなんて。
運が良かったのは、就職するまでって事かも知れない。
こっから先は地獄。
みたいな窮地だ。
「管理店舗は68店。今のところは1人11店だから、早く成長させれば8だし、武井と嵯峨に期待だな」
「来月には、72店舗になりますよ?」
「結局…俺らに休みはなしか!」
嵯峨さんと課長の掛け合いを聞きながら、私は席に戻った。