好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
「相変わらず、私を美人とは認めないのね?」
「ケバいだけ」
…歩斗ぉぉ!!;;
そんな正直に!;;
普通は口に出したらダメな事だよ!!
「言ってくれるわねぇ。そんなケバい女の妹にキスしたくせに」
「“キス”…?」
「そうなのよ。失恋した妹に、“慰めてやるよ”って。5年前だから、妹が17歳かな?」
「“5年前”…」
妬いたらダメ。
妬いたらダメなんだ。
過去は過去。
「もう良いだろ。その話は」
「それも困る!妹、武井君に惚れたから、傷が癒されたんだもの」
なんて、思えない。
「ケバいだけ」
…歩斗ぉぉ!!;;
そんな正直に!;;
普通は口に出したらダメな事だよ!!
「言ってくれるわねぇ。そんなケバい女の妹にキスしたくせに」
「“キス”…?」
「そうなのよ。失恋した妹に、“慰めてやるよ”って。5年前だから、妹が17歳かな?」
「“5年前”…」
妬いたらダメ。
妬いたらダメなんだ。
過去は過去。
「もう良いだろ。その話は」
「それも困る!妹、武井君に惚れたから、傷が癒されたんだもの」
なんて、思えない。