青春途上中〈3〉
「俺のもんなんだから何したっていいだろう」

ニヤニヤと煙草をくわえながら唇を歪ませて笑う。

「あー、この発情犬に去勢したいからハサミない?」

「うおおい!落ち着けって!」

「栗山もされたくなかったら止めないでね」

ああ…今、悪魔を見ました。
悪魔って本当にいるんですね。満面な笑顔の悪魔でした。

「勝手に言ってろ」

松橋を担ぎ上げて玄関の方へ向いて歩いていった。



●end…………?…●




< 101 / 102 >

この作品をシェア

pagetop