青春途上中〈3〉
「夜中だから大きな声を出さないの」

隣にいる祥太が篠原を宥めている。

「なかなか来ないから心配して迎えに来たんだ。
何もなくて良かった」

皆で迎えに来てくれたんすね。大分、目立ったでしょうね。

「すんません。
先輩の煙草買ってきたんで」

「お前っ!!!出来た後輩だ」

手で口を押さえて感動している。調度、松橋からパクった煙草が切らしたところだった。





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