青春途上中〈3〉
「ぎゃあああ!!!」」

何が起きたかわからないが首の後ろに痛みが走った。

「お前…何した?」

「旨そうだから食った」

「は?」

「もっと食わせろ」

周りの目も気にせずに松橋の首元を噛みつこうと押し倒す。

「は?…ちょ!!なっ!」

遠くの方から廊下を誰かが走っている音が聞こえる。

黒い影が横切ったと思ったら、忍の飛び蹴りが綺麗に伊崎にクリンヒットしていた。






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