青春途上中〈3〉
「このクソ駄犬野郎!」

「よくやった!」と誉めながら入ってきた祥太は忍の頭を撫でている。

その後ろに栗山と篠原が無理矢理連れて来られていた。

「これ以上、うちの茉莉ちゃんをビッチ娘にさせてたまるもんですか!」

「祥太さんの言う通りだ!
これ以上ビッチになられたら困るんだよ!」

くるりと祥太は松橋の方を向いて満面な笑顔を向ける。




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