青春途上中〈3〉
「よっしゃー!松橋、やんぞ!」

「言われなくてもわかってる」

俺が口を開く前に二人は何かプヨプヨしたものが投げつけられた。

パッシャーンと風船が割れたと同時に水が飛び出した。

すでにずぶ濡れになっていた俺と何が何だかわからないままに濡れてしまった真山。

「おいコラ、腹黒といい何しやがんだァ?」

「涼しーい。
何の遊びしてんだ?」






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