青春途上中〈3〉
松橋は、手を差し出したくなる素直じゃないし反抗期な娘だね。

俺は肝っ玉、母ちゃんだ。

ああ、本当の家族だったらいいのになぁ~。

「祥太ー、篠原が限界だから行くって」

いつの間にか、鳴っていたチャイム。

「お母さんは、バカ犬との結婚は認めませんからね」

「は?」

「お父さーん!
お菓子買ってあげるー!」

現実と妄想の境目が、わからなくなった祥太はコンビニで篠原と松橋を振り回したのでした。


●end………?……●



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