青春途上中〈3〉
「ひっ!」

急に掴まれた腕が、あまりにも強くて松橋の顔が歪む。

「どうしたらいいのかわからなくて憂さ晴らしして来た」

「は?」

「…犯したりねぇ」

持っていた消毒液を思いっきり頭からかけてやった。

「てめぇこらァ!何しやがんだ!!!」

「うっせぇ!!!てめぇの玩具じゃねぇんだよ!!」

バカみたいに朝まで盛りやがったくせに、まだ犯したりねぇだと私を何だと思ってんだ。






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