青春途上中〈3〉
「真面目な話、見切られても知らないよ」

肩をポンッと叩かれて、またスキップしながら東雲は俺の前から姿を消す。

チッと舌打ちをした。

うぜぇ鼻歌が聞こえてくるのは無視だ。

朝のテレビで東雲と同じことを言っていた気がする。

―今、男の人が感謝の気持ちでサプライズやプレゼントを渡すのが流行ってるみたいです―

「あいつも喜ぶのか?」




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