青春途上中〈3〉
酒は呑まれたら負け
「ねーねー、伊崎の何処がいいのー?」
「…篠原が、いねぇからって突っ掛かってくんなよ」
珍しく、忍と篠原が溜まり場に来ていない。
祥太は遊びになる忍が、いないからと私を標的に遊ぼうとしてるんだろう。
「茉莉ちゃん答えてよー!
そんなんだと伊崎とは認めないんだからね!」
唇を尖らしてプイッと顔を背ける。
男が、そんなブリっ子しても可愛くない。
しかし祥太が、それをしても許される顔をしてる。
「…篠原が、いねぇからって突っ掛かってくんなよ」
珍しく、忍と篠原が溜まり場に来ていない。
祥太は遊びになる忍が、いないからと私を標的に遊ぼうとしてるんだろう。
「茉莉ちゃん答えてよー!
そんなんだと伊崎とは認めないんだからね!」
唇を尖らしてプイッと顔を背ける。
男が、そんなブリっ子しても可愛くない。
しかし祥太が、それをしても許される顔をしてる。