青春途上中〈3〉
「本当に伊崎は優しくてカッコよくて…少し自己中だけど」

え?少しなの?大分、自己中極まりないよ?
俺様主義のバカ犬だよ?

松橋は言った後に俯いてしまい床の割れ目に指でなぞる。

「私なんかに構ってくれるし」

あ、これはヤバい。

「うぉおおおい!俺が取っておいた焼き鳥がねぇ!」

篠原が急に何事かと言うぐらいに大声を出す。







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