届かなくても
数学の授業があった。

「隣の人と遊んで貰います。」

………???????

あ そ ぶ??

意味不。


「でもただの遊びではありません。
石取りゲームをしてください。」


…石取りゲーム??
なんじゃそりゃ。

「ね、星河。意味わかんなくね?」
「うん。てか子供っぽい(笑)」
「やらないどこっか」
「そだな。」


「ルールは簡単。………………」


そんな説明を聞かずに
小さな声で私達は喋っていた。

けっこう星河って面白いかも。

そしてたまにでるドS。

それが“良い”って思うのは私がドMだからかな??



「な、杏子。」
「っ!?」
「何か顔赤い。熱でもある??」
「べ、別に大丈夫だよ!」
「そう??」


あ、焦った…。
初めて「杏子」って呼び捨てにされたから。

なんか意識しちゃうじゃんかっ!
星河のバカ…
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop