あたしは今日も生きている







気づいたときには、あたしはお父さんたちの前に立っていた。





「っ、な…お前帰ってたのか?!」



「チッ…!」







帰って来ちゃダメなわけ?



そんなにあたしは邪魔者なの?








でも、そんなことよりも…









「ダメっ!!




この部屋には入るな!!


捨てるものなんてないからっ!!」







あたしはアイツとお父さんの間をすり抜け、その向こうにあるお母さんの部屋の前で両手を広げた。










< 47 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop