あたしは今日も生きている







なのに……





「無理っしょ。」





どうして…?




「なんで?
あたしには正也しかいないんだよ!」


「そんなん言われてもさ~
俺ら、ただの“セフレ”だろ?」






返す言葉が見つからなかった。





「別に俺、女に困ってないし。」



「――…ッ」






もう気づいてしまった。








正也はあたしを必要としていない。






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