嘘×本当=曖昧



お弁当持って、中身は崩れてもいい!走って君の教室に行く。



その間も私に向けられる視線が気になった。






嘘。


君のことを考えていたらなんにも気にならない。

君は何もしてなくても、私はわくわくするしどきどきする。




きっと君は魔法使いなんだね。

小さい時にみた絵本みたいに杖で私に魔法をかけたんだ。




君の事しか考えられない魔法。



でも君が『大好き』って私の気持ちは魔法じゃないよ。

これは私の意志だから、もし君が私に『嫌いになれ』って魔法をかけても、絶対絶対変わらない。



ねぇ魔法使いの君。これ本当だよ!



君は馬鹿みたいだって言ってそっぽを向いて、でもちょっと照れて薄く笑ってくれるんだろうね。


今度言ってみようかな。



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