嘘×本当=曖昧
考えすぎてキャパが崩壊した私は君を潜り抜けて家に入って鍵をしめた。
玄関のドアにずるずると座り込む。…足に力が入らない。
ボロボロ零れる涙を拭いながら嗚咽を止めようと少し頑張る。
「……さっきの、どういうことですか?」
「…っく、だか、だから、君笑ってたから、お昼、休みに、ククラス行ったら、わたしの知らない子と、ご飯食べて、笑ってたから、」
君は今、呆れてるのかな。
「だから私から、離れて行っちゃうのかな、て。私と居るときの君が本物だって、信じたかったけど、私子供だし、あの人綺麗だったし。そしたらなんかもやもやしてきて、」
「………」