ブルースカイ
「荷物は全部、俺ん家に送ってもらったから。

もぉ、なんも心配すんな。」






話、全部聞いて、




少し微笑んだ私を




翼の長い腕が包み込んだ・・





言葉が・・




出てこない―・・





私は声をあげて





泣いてた・・・







ママの冷たさ―




翼のあったかさ―






辛くて、




嬉しくて―・・




なんかごちゃごちゃだったけど、





「大丈夫だから。」





って何回もつぶやいて・・





あったかい腕の中、





翼は私を落ち着かせた―・・






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