ブルースカイ
翌朝、案の定、また翼が来た。





初めは無視してたけど、カメラのシャッター音にイライラして、




私は、翼に罵声を浴びせた。




でも、翼は、私の事など、気にもしないで、写真を、とり続けてる。




ムカつくヤツ・・




しばらく写真を取り続けながら、あいつが言った。






「お前さ、ほんとは、淋しいんだろ?」




何気ない言葉が体の真ん中に突き刺さる――。






「無理すんなよ。ひがし?」




「ひがし、じゃないよ!あ・ず・ま」




「あずま みお か・・・」




―東 美緒― 





私のベットの名札をみて、あいつが呟いた。


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