ブルースカイ
私・・・何言ってんだろ。




隣でしゃべる、学生の声に


我に返る。。




「ヤバイ・・私、夢見てた・・」





それから、私は、反射的に学生の声に耳を傾けた。



さっき、聞きなれた名前が、聞こえた気がしたからだ。。






そのかたまりの中、金髪に近い髪の色をした男の子が

しゃべってる。





「・・翼ってどうなるんだろぉな。」






やっぱりそうだ―。



私の知ってる翼の話?






「もぉ、先、長くないって噂だぜ。」



「イケ面なのにもったいねぇ~・・」



「アイツに付いてた女も全部、居なくなったしな。」



「なんで?」



「女、抱けなくなったんじゃね?」



「怖ぇ~・・俺、健康でよかったよ・・」



「マジそうだよな。。俺、そうなる前に死ぬほどHしとこ~」




嫌な笑い声がもれた。




「ちょうど、今夜の合コン、スッチーとじゃん。」




「みんな医者だしー、就職も決まったしー。

今日は女、持ち帰りするからナ。俺!」





根も葉もない翼の話題に胸が苦しい・・



サイテイ・・



目がいやらしいんだよ・・こいつら。



しかも、どんだけ自信家??



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