ブルースカイ
その時、海辺に釘付けになってた私は、




後ろから来る人の気配に




気が付いていなかった・・




2個目のバス停を発車した時、




急に隣に誰かが座り込んできて・・




私の意識は強制的に、バスの中に戻される。。。






(こんなに空席あんのに・・・

なんでわざわざココに座るの!?)





怪訝に思ってる私をよそに




隣の人が声をかけてきた。





「こんにちは。君、さっき、大学病院の停留所にいたよね。。


患者さん?」





「・・・?」




振り向くと、イケ面軍団の中に居た一人が


私の目の前に座ってた・・





この人どっかで見た事あるような・・




このキツイ香水のにおい・・・





「今からどっか行くの?」



「別に・・帰るだけですけど・・」




「・・そう。これから俺達、空いてる時間、海に行くんだけど、


暇だったら、一緒に行かない?」




コレってもしかして・・ナンパ?




「・・・まだ退院したばっかなんで・・」




「・・・そっか。そうだね。じゃあ、元気になったら、

ココに連絡して。」

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