ブルースカイ
白いビーチを通り越すと、このバスはすぐ向きを変え、



小高い丘に向かって進みだした。



その丘の側面に添うように、



家がいっぱい建っている





あの辺かな・・





翼の家―





沢山病院・・





翼は病院の跡取り息子―・・





父親が早くに死んで、




今は医者である、祖父と




父親の姉である人・・翼にとって伯母さんが




病院を運営しているんだ・・と




翼が言っていた。




窓の景色を眺め続けてる私は




丘の中腹くらいから




だんだん、見える家の大きさが




大きくなっていくことに少し不安




を覚えた―・・

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