ブルースカイ
「・・・そうかな?」




「これなんか、最高に綺麗に撮れてるだろ?」





私の言葉を無視したあいつは、一枚の写真を差し出す。




それもやっぱり、全面ブルーの空の写真。。。







「これ、お前にやるから、元気出せよ。」







「。。。。」






これで、元気になるとでも思うのか!?





翼は、空の写真をそのままベットにおいた。






「じゃあな、また来るから。」






翼が出て行く。






― 変わったヤツ ―






翼が出ってから、足元の、写真を拾い上げる。


ほんと、ただの青空・・





「バカみたい・・」





次の瞬間、私が、放り投げた写真は



横の小さなゴミ箱に命中した。





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