ブルースカイ
それから2階に案内される。。



「ココには、翼様のお部屋がございまして、キッチンや、お風呂はこの階にございます。」




翼の部屋・・



その言葉を聴くと今までの緊張がすこしほぐれた気がした。



金村さんはそのまま、私を三階まで案内する。





階段を上がるとすぐトイレがあり、廊下から、バカでかい本宅が見下ろせた。


一番奥の木のドアを開ける。





「美緒様のお部屋はここでございますので。。」




「ウワぁ~綺麗・・」


そこからは沢山家の木々の向こうに

さっきみた時より高く、海までの景色が見渡せた。

部屋にはいつのまにか私の荷物が運びこまれていて、ベットは、ちょっとレトロだけど

趣味の良い小花カ柄のシーツで統一されてあった。





「こんな綺麗なお部屋を使っていいんですか?」




「はい。ここは小さい頃、美香様が使われていた部屋で、今は誰も使っておりませんので。」





金村さんはにっこり笑ってそう言った。




「それでは、鍵はココに置いていきます。御用があればなんなりと、電話で及びください。内線で私どもの部屋まで、繋がりますので。」




「色々ありがとうございました。」
 

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