ブルースカイ
トントン、



ン?翼??



まだ、早すぎるか・・



ドアのノックの音からしばらくして、



姿勢のきれいな、小さいおばあさんが顔を覗かせた。



「あなたが美緒さんね。。

翼ぼっちゃまがいつもお世話になっています。」



そのおばあさんは、丁寧に頭を下げた



「そ、そんな、こちらこそお世話になってます。」



私も慌てて、お辞儀する。



「私は夏子です。さっき私の主人にお会いになったでしょ。ぼっちゃんが入院されてからこの家も淋しくなったから・・あなたのような若い人が来てくれて、嬉しいわ。もうすぐ昼食が出来ますので、二階まで、降りてきてくださいね。」



「はい。」




夏子さんは、にっこりとして、ドアを閉めた。




本当に良いお手伝いさんばかり・・


なんか申し訳ないくらい・・



ドアを開けると、廊下まで、ご飯のにおいが漂っていた。



2階に下りると、すぐキッチン兼リビングがある。



食卓にはカレーが置かれてあった。




すごい・・おいしそ。



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