ブルースカイ
そりゃ・・


本当の事なんて言えないよね。。






「あらあら、ぼっちゃん、お行儀悪い!ひじを付いてはいけませんよ。」



私の前で朝食を食べ始めた翼を

本物のお母さんみたいに夏子さんが注意する。



「恩師の娘さんの前で、辞めてください!」




恩師の娘さん??って誰?




「ねぇ!美緒さん」




・・・私の事ですか!?




「それでは私は本宅へ戻りますので、ごゆっくり。」





翼の食事の用意を済ますと



夏子さんは忙しそうに本宅へ戻っていった。。





「翼!」



私は目の前の翼を睨む




「みんなを納得させるにはああ言うしかなかったんだ。。。いきなり婚約者だって言う訳にもいかないしさ。。」



そうだと思った。。。


じゃなきゃ、私がこんな待遇受けるわけナイもんね。



< 189 / 276 >

この作品をシェア

pagetop