ブルースカイ
「さぁ、出来ましたよ。目、開けてみて下さい。」




アイメイクを終えた後、




目を開けた私は―――――






誰ぇぇ~~???!!!






自分の姿にびっくりだった。





「お顔にメイクが生えますね。」




こんなんに、なれるんだ・・私・・




街を歩く普通のおしゃれな女の子―・・




これだったら、




ガラスに映る自分の姿に劣等感を感じなくてもいい――。






一番見せたい人に、




早く見せたいよ。






ソファで、足を組んで雑誌を読んでる翼に近づく。







「翼!できたよ。」




「・・・美緒?」




翼のキョトンとした目が私に釘付けになってた。




「どう?」




「・・・いいじゃん。」

















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