ブルースカイ
「そう思う気持ちがあるなら、素直に謝れば?友達なら、許してくれるよ。」






―え? 友達? ―






「先生、私、友達はいないんです。」






「翼君は、きっと、そうは思ってないんじゃないかな。」






「センセ・・・

どうして、翼の写真だって分かったんですか?」





「そんな、真っ青な写真をとるのは彼くらいだから。」



確かに・・・



うなずく私に、



ニコッと微笑んで先生は、病室から去っていった。






友達――?






なんか ・・・ めんどくさい事になってきた。






先生、掃除のおばさんから、取って来てくれたらいいのに・・・






あの写真・・・





< 20 / 276 >

この作品をシェア

pagetop