ブルースカイ
「しばらく経って、私があなたを引き取りに、ユリさんに会いに行った時、彼女は、違う男と、暮らしてた。それなのに、あなたを引き渡すことを拒否したの。私はあなたが心配でね・・・私の話を聞いた母はもっと、あなたを心配していたわ・・・その後で、彼女は、急にマンションを引き払ってしまって、私達はあなたがどこに行ったのか分からなくなってしまったの・・」




立ち上がって、私をまっすぐ見つめた美香さんの強い瞳に


パパの面影を見つけた――。





「あなたを、ずっと探していたのよ・・美緒。」








あっ・・





なんだろ・・この感じ・・





あったかい・・








華奢でいい香りのする美香さんに




私は、抱きしめられてた。







初めて見つけたのパパの家族・・


優しくてとってもいい人だった。


私はこの美香さんを好きになれると思う。





でも、、、




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