ブルースカイ
「・・・いいよ。」




「え?」




「いいよ別に謝んなくても。




お前にあげたものだし。お前の好きにして。」









カメラを置いて、振り向いた彼に



私は・・




一瞬・・・





ハっとする。








どこか寂しそうに、笑うその顔は、




いつか見た、パパの笑顔にそっくりだった。






切なくなるような・・





その笑顔・・・





私の罪悪感をちくりと刺した――





怒ってくれた方がまだいいよ。





どうせなら・・




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