ブルースカイ
その日から私は、正也と行動を共にするようになった。



正也と一緒に居ると、



学校中の生徒に一目置かれる。




正也も友達が居なかったようだけど・・


私の場合とはちょっと違っていて、


バックに付いてる、父親の存在と


その奇妙なマイペースさから、


みんなに怖がられてるって感じがした。






「美緒、お前、城嶋とつきあってんの?」



昼休み、一人で居てたら、元彼の剛が、話しかけてきた。




「違うよ。」



ぶっきらぼうに答える。




私は翼からのメールを見ていた。




[学校は大丈夫?]って・・・



久々のメール・・・




愛おしさがこみ上げる――



怖くて送れなかった宛先に



正也の話をいっぱい書いて、返信した。










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