ブルースカイ
「へぇ~あんたをフル女なんて居るんだ・・」



「女じゃネェよ。」



「は?」



「俺、女は好きになれないから。」



「どういう事?」



「分かるだろ・・」



「まさか!?あんた、ゲイ?」



「はっきり言うな。お前も・・」


 
正也がちょっと苦笑いする。



「うそ・・初めて会った・・・じゃあ、今までの彼女は・・」



「カモフラージュ。Hするって空気になったら、別れるんだ。」



「だから、一人一人の期間が短いんだね・・・
女の子とのH嫌なの?」



「お前が武田としたのと、同じ様なモンさ。」



「キモい・・」



「そう・・キモい。」




正也が笑った。



「どうしたの?」



「こんな話、こんな普通に出来るなんて、おかしいよ。」



「確かに・・でも私達おかしいんだもん。仕方ないじゃん!」



正也と二人、手の届きそうな大空に響くようにいつまでも笑いあった。
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