ブルースカイ
翼から、死の宣告をされたあの日から、




もう、2ヶ月以上経っていた。




次の日、学校が終わってから、訪れたのは、




いつもの見慣れた病室とは違う




ガラス張りの無菌室―






もぉ、翼に触れることもできない・・





ガラスの向こう側にいる翼は





痩せていて、





いつも被っていた帽子の下の髪は





ほとんど、抜け落ちていた。





辛そう・・





その言葉以外で、今の翼を表現できない。
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