ブルースカイ
私は、今、私なりに、




自分の運命を受け止めていたから。




こんな病室は自分には、釣り合わないことを




知っていたから。





でも、少しでも、そんな生活に近づきたいって願望はもってるし、





私がココ― この病院 ―に来た理由は絶対、言えない。





翼にだけは




知られたくないんだ。。。









「なぁ、美緒?」





「えっ?」





美緒って、翼から呼ばれるのは、




初めてで、私は少しびっくりした。




でも、なんでか嬉しい。。。





「急で、悪いんだけど・・・ばあちゃんの、病室、一緒にいってくんないかな?」





「??ばあちゃん?」





「俺のばあちゃんここに入院してんだ。」
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