ブルースカイ
「ばあちゃん、昨日言ってただろ、




友達の美緒、連れてきたんだ。」






その人が、一瞬ビクッっと動く。






「美緒だよ。美緒が来てるんだよ。」





「みお・・・」






はじめて、その発した声は、空気を震わすように、小さく




そして、優しかった。







私がベットに近ずくとその人はゆっくり、振り向いて





私の手をにぎる。





何も映し出さない、その灰色の瞳は、





空中のある、一点を見つめていた。






私、前にこの人に会った事ある。




とっさに感じて、記憶をたぐりよせたけれど・・




思い出せなくて、




そんな訳。。ないか・・・って事で終わってしまった。
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