ブルースカイ
「じゃあ、またな。」




私の頭から手を離して、




廊下を走る翼の後ろ姿を




ずっと見つめ続けた。





その姿がなくなっても。。。ずっと。







しばらくして、病室に入り、




ベットに戻った私は枕元に、




くしゃくしゃになった、空の写真が置いてあるのを見つけた。





「なんで・・・?」





捨てた写真がここにある理由は、




分からなかったけど、




私はくしゃくしゃの写真を丁寧に伸ばして、




壁に貼り付ける。





― 自然に笑ってる自分に気付いた。










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