ブルースカイ
「俺が、守ってやるよ。」




翼の声に我に返る。




「え?」




「悪夢からお前を、守ってやるから。」




翼・・・




翼は不思議といつも




私の心を見透かすみたいに、




弱いところで助けてくれるんだね。




言葉だけでも。





今の私には心強いよ。





「ありがとう。翼。」




微笑んだ私を優しく見つめる翼の顔に・・・




あなたは、パパなの?




私は心で問いかけた。





時々そんな気がする。




仕草や表情が似ていて・・・





私は、パパを愛したように、翼を愛してしまうかもしれない。




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