ブルースカイ
目が覚めると、お昼近くになっている。





・・・頭が痛い。





横にはポタポタと





点滴の薬が私の腕に落ちていた。






「東さん、気が付きましたか」





急に、三上先生の声がして、




びっくりしてベットに起き上がる。






「大丈夫ですか?



大変だったね・・・」




「・・・」





「昨日の人は東さんの知り合いの人・・?」




「・・・」




知られたくなくて。。私はうつむいた。





「・・話したくなかったらいいんだ。



今は、安静にしていてね。」






先生・・




私を気遣ってる・・




いつも親身になってくれる主治医の先生・・




私この入院生活の中で感じてた




この人なら信頼できるって事を。




助けてくれますか?先生?



私を―・・





「先生―。」




私は誰にも知られたくなかった過去を




三上先生に語りだした。













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