ブルースカイ
取り越し苦労かもしれないのに、



その日はいろいろ考えて、



なかなか寝付けなかった。





もぉぉぉぉぉ、翼のバカ!!




一人で考えてるのが腹立たしくなってきた。




布団をかぶり、目を閉じる。




どれくらい経っただろう・・




私は眠りに落ちていった。








「美緒、美緒、」




私を揺り起こす声、




―ウンッ?―




「美緒、襲いに来たぞ。」



―ウッ・・・!?―



耳のそばで声がして、飛び起きる。







「翼っ・・!?」






病室に差し込む月明かりの中に





翼が―・・



い・た。





「しっ。」




人差し指で唇を押さえてる・・翼。


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