ブルースカイ
久しぶりに夜空を見上げると、




星が無数に輝いていた。





「きれいだね。」




「そうだな。」




翼は私の体に手を回して、




しばらく黙って、




空に見入っていた。




―なんか緊張するよ。。



置手紙の内容といい・・



今のシュチュエーションといい・・



心を決めなきゃ・・






「美緒、」



顔を上げると翼の吸い込まれそうな瞳が



すぐそばにある。





「襲っていい?(笑)」




「(笑)やだよ。」




ちょっと、笑いあった後、



沈黙が流れた。





「本気で。いい?」




翼、かわいい顔。


大きな黒い目が私を覗き込む・・



私は小さく「いいよ。」って微笑んだ。





翼の顔が近づく・・




私は目を閉じる・・




唇と唇がそっと重なり合い―・・






それから私達は、




ぬれた舌の感触を





息苦しいほどお互いに伝え合った。













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