ブルースカイ
ママはその妖怪を押しのけて、



私の方へ歩いてくる。





バシッ!バシ!



いきなり、ビンタをくらった。



「この、あばずれが!!」



腹をけられて、息ができない。




ママは私の首を絞めながら、



「一生許さない!私の前から今すぐ、消えな!」






捨て台詞を吐いて、家から出て行った。 




その後を妖怪が追う。




私は、うずくまったまま・・・









誰もいなくなった部屋は、静まり返って、




何事もなかったように、秒針をうつ、時計の音が響いていた。

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