ブルースカイ
「大学の3年の時に再発した。

絶望的だったよ。自分の寿命を知って・・」



・・・




「でも落ち込んで、死んでくのは嫌だった。


自分の軌跡を残したい。


医者として、個人として。


そんな時、恩師だった三上先生に相談したんだ。


技術的な面はまだ無理だけど、


心のケアならできる。


三上先生は501号室は君の担当にするからって、


言ってくれたんだよ。


501号室・・比較的、軽症の自殺未遂患者―・・


正也や、美緒、お前の事。。。


助けたかったんだ。





・・でも美緒には助けてるつもりが助けられたよ。


なんでだろ・・


初めて会った時に感じた懐かしさが心地よくて。。


それからだんだん美緒の存在が俺の生きる糧になっていったんだ。


何かにおびえる優しい瞳を守りたかった。」





翼・・




「でも・・ダメだな。医者が患者に恋して、手ェ出すなんて・・


最低だろ・・」




違うよ翼・・翼を好きだったのは私の方。



Hしてもいいっておもったのは私の方。



翼は最低じゃない・・




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