ブルースカイ
「治るんでしょ・・

可能性あるんでしょ・・・

1%でもあるなら私それ、信じて一緒にがんばるから!」





〔最後にかけた〕みたいな私の言葉に



翼はゆっくりと首をふる。






「そんな段階じゃないんだ。もう・・」





って・・私に微笑えむ翼・・





「美緒・・・

俺今、別れるって言われても責めないからさ。」





疲れた寂しそうな顔で笑ってる翼の顔が

私の心を締め付けた。






何言ってんのよ




人の体


奪っといて・・


人の心


奪っといて・・





「そんな段階じゃないよ。もぉ・・」



自分の言葉に、涙があふれる。



それから私は



泣いて泣いて、



口の中はしょっぱい味がした。





「ごめんな。ごめん。美緒―・・」



何回も謝る翼に小さく首を振ることしかできなくて・・


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