愛球児
遊美が悔しそうにこっちをみる
そこに……
「ふ――――終わった☆」
と、言って晃が外周から帰ってきた
「遊美ちゃん、俺にもお茶♪」
「は――――い☆」
晃に対しては素直だ・・・くそっ
こいつは、平田 晃 【ひらた こう】
遊美の次に付き合いが長い
「あっごめんね――楽しい時間とっちゃて(笑)」
俺が遊美の事好きなのを知ってる
「そんなことねーよ」
と、言いながらも心の中は
じゃますんな―――(怒)
と、叫んでいる
そんなことしていると
遊美がきた
「はい。どーぞ♪」
「あいがとー遊美ちゃん♪」
晃の奴すっげーにやついてやがる・・・
遊美かわいすぎる・・・←大バカ
ムカついたから晃をひっぱたいた
「いてぇ―――何すんだよ(怒)」
「何にも――――」
「それは、だめだな―」
と、言いながら遊輝先輩が・・・
「あ、先輩・・・」
「お前らまた外周する?」
おお・・・こえぇ・・・
「ごめんなさい・・・」
晃と一緒に謝る
「おにぃちゃん!」
と言って遊美は先輩に飛び付いた