赤い糸―運命のヒト―



「美衣菜ちゃんは…好きな人とか、いるの?」



「あたしっ!?えっとぉ…あの人、あたしの彼氏…」



赤い顔をしながら、美衣菜ちゃんが指したのは想としゃべってる男の子。



「へぇ~…てゆうか、赤い顔して…美衣菜ちゃんかわいい…」


あたしがそう言うと、更に顔を赤くした、美衣菜ちゃん。



「かっ、かわいくないよ!!それより、あたしのことは美衣菜でいいから♪」



呼び捨てかぁ…



ちょっと照れる…



「じゃあ、あたしのことも空って読んで。」



「うんっ!!わかった、空っ♪」


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