赤い糸―運命のヒト―



…――



暖かかった想の腕の中。



もし周りに生徒がいなかったとしたらあ たしは空の腕の中から逃げられていたのかな?



いや…



きっとできなかった…



だって…



あたしは一瞬、ずっとここにいれたらい いのにって…考えちゃったから…



弱いあたし。



ダメ…



もっともっと強くならないと…―




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