赤い糸―運命のヒト―



部屋を出て行った時の空の背中はすごく寂しそうで…



どんなに拒絶されても、ひつこく空につきまとおうと思っていたのに…



空は…





俺の前から姿を消した…――





どうして…?



君は今どこで何をしているの…?



俺が守ってやるって言ったのに…



俺が空の全てを受け止めるって…



空、お願いだからもう一度、俺の前に姿を現して?



空に会いたいんだ…



だって…





俺はもう、君を愛してしまったんだから…――





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