赤い糸―運命のヒト―
【想side】
次の日。
最近は別々に登校してた俺達だけど、今日は一緒に登校しようと思った俺。
家を出て空の家に向かう。
『ピンポーン』
空の家のチャイムを鳴らして顔を覗かせたのはかなり久しぶりに見る空の義母。
「何か用?」
義母は迷惑と言わんばかりに眉間にシワを寄せて聞いてきた。
俺が誰だかは覚えていたらしい。
俺も空を傷付けたこの人は許せない。
だから鋭い目付きで聞いた。
「空、起きてますか?」
抑揚のない声で問うた俺。
そしたら義母はなぜか「フッ」と笑った。
その後に聞いた言葉は俺を奈落の底へ突き落とした…
「ああ、あの子?あの子なら昨日の夜出て行ったわよ?」
次の日。
最近は別々に登校してた俺達だけど、今日は一緒に登校しようと思った俺。
家を出て空の家に向かう。
『ピンポーン』
空の家のチャイムを鳴らして顔を覗かせたのはかなり久しぶりに見る空の義母。
「何か用?」
義母は迷惑と言わんばかりに眉間にシワを寄せて聞いてきた。
俺が誰だかは覚えていたらしい。
俺も空を傷付けたこの人は許せない。
だから鋭い目付きで聞いた。
「空、起きてますか?」
抑揚のない声で問うた俺。
そしたら義母はなぜか「フッ」と笑った。
その後に聞いた言葉は俺を奈落の底へ突き落とした…
「ああ、あの子?あの子なら昨日の夜出て行ったわよ?」